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現代医療 Archive
シニア筋トレ医療費ダウン (和歌山大グループ調査)
『筋トレ』 って聞くとバーベルを使ってハードなトレーニングをするイメージがありますが、ここで紹介するのは、極々簡単な運動をすることによって、体調が整い、医療費も削減できるというお話です。
和歌山県が県内で普及に取り組んでいる高齢者向け筋力トレーニング 「わかやまシニアエクササイズ」 によって、医療費が年間、一人当たり男性で6.6%、女性で9.1%減る効果があることが、和歌山大の本山貢教授(体育学)らの研究グループの調査でわかった。厚生労働省は 「健康づくりのため、スポーツを奨励しているが、トレーニングの医療費削減効果を証明した調査研究は国内ではこれまでなく、参考にしたい」 と注目している。
同エクササイズは、本山教授らが2003年に考案。ステップ運動や、いすを使った筋トレなどを組み合わせ、下半身を中心に筋力アップを図り、バランス感覚も向上するよう、工夫されている。和歌山県は04年度から普及を進め、現在、県内29市町村で運動教室が開かれ、これまで約8400人が参加した。
研究グループは、51~93歳の教室参加者693人のデータを基に、02年度から6年間の医療費の変化を調査した。年齢の変化などの要因を除き、試算した結果、医療費は男性で年間、約1万6000円、女性で1万9000円削減できることがわかった。
また、教室に参加した995人の介護認定率(08年7月現在)は2.9%で、県の平均(6%前後)を下回った。昨年教室に通い、今年からトレーニングのグループを作った和歌山市の土橋一公さん(72)は「病気が予防でき、体調もよくなった。『内臓脂肪が減った』という人もいます」と話す。
池上直己・慶応大教授(医療政策)の話 「高齢者向けの運動と、医療費削減との関連が確認できたとすれば、自治体が財政面からもトレーニング普及を進める価値がはっきりする」 (読売新聞 2009.2.23夕刊)
運動のプログラムは、①ストレッチ運動、②ステップ運動、③筋力トレーニング、④筋トレウォーク などを組み合わせた総合的な内容で、お年寄りが普通の生活の中で実践できるプログラムとなっています。曲(365歩のマーチ)を流して一緒に歌いながら準備運動したり、歌のリズムに合わせて椅子・踏み台を使いゆっくり運動するのも特徴となっています。
『こんなんで健康になれるかぁ』 と思っているあなた! まずは実践です。
未病を抱えている多くの方は運動不足です。『症状(痛みなど)があるから体を動かさない』 ではなく、『多少症状があっても体を動かす』 ことも大事です。痛み症状の場合、体を動かさないから痛みが出ている場合も結構あるんですよ。いつも言っていますが、痛みと構造は関係ありません。痛んでいるのはほとんどが筋肉ですので、動かせば良いということも理解して頂けると思います。
健康で過ごすための秘訣は、『無理せず、楽しない!』 です。
姫路市 あったか堂鍼灸院 http://attakadou.com/ 院長 白井 正和
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腰痛の画像検査は無用?
- 2009-02-19 (木)
- 現代医療
世界的な医学総合誌のひとつである英国のランセット誌が下記のような論文を掲載しました。画像診断は重篤な症状(骨折、ガン、脊髄感染症など)のみに利用されるべきであり、それ以外の症状(臨床のほとんどの症状)では無意味ということです。X線で骨だけ見ていても痛みは理解できないということです。このことが常識になれば、日本の医療費は大幅に削減できるのになぁ。
重篤な基礎疾患のない腰痛患者に画像検査を行っても臨床転帰は改善しないことが、アメリカ・オレゴン健康科学大学のRoger Chou氏らが実施したメタ解析で明らかとなった。(AHCPR)ガイドラインは急性腰痛発症1ヵ月以内の画像検査を否定しており、重篤な基礎疾患を示唆する臨床所見(いわゆるred flags:癌、感染症、馬尾神経症候群など)のない慢性腰痛には画像検査を行うべきではないとするガイドラインもある。しかし、現実には患者の要望など もあってルーチンに施行したり、臨床所見がないのに行われる場合が多いという。 Lancet誌2009年2月7日号掲載の報告。
◆腰痛、腰椎機能を主要評価項目とした6試験のメタ解析
研究グループは、重篤な基礎疾患のない腰痛患者において、即座に腰部画像検査(X線、MRI、CT)を実施する群と、これを施行しない通常ケアのみの群の臨床転帰を評価するために、無作為化対照比較試験の系統的なレビューとメタ解析を行った。
解析対象の試験は、腰痛あるいは腰椎機能を主要評価項目とするものとし、QOL、精神的健康状態、各種スケールに基づく患者自身による全般的な改善度、ケアに対する患者満足度についても検討した。
6 つの試験(イギリス3、アメリカ2、インドネシア1、計1,804例)が選択基準を満たした。試験の質は、Cochrane Back Review Groupの基準を適用した判定法に基づいて2人のレビューワーが個々に評価した。メタ解析には変量効果モデル(random effects model)を用いた。
◆プライマリ・ケアに十分に適用可能
即時的な腰部画像診断施行群と非施行群で、短期的(3ヵ月以内)および長期的(6ヵ月~1年)な解析の双方において、腰痛と腰椎機能障害の発症には有意な差は認められなかった。そのほかの評価項目についても、有意差を認めたものはなかった。
試験の質、個々の画像法、腰痛の罹病期間も解析の結果に影響を及ぼさなかったが、これらの検討を行った試験は少なかった。今回の解析結果は、プライマリ・ケアにおける急性および亜急性の腰痛に十分に適用できるものであった。
著者は、「重篤な基礎疾患のない腰痛患者に対し画像検査を行っても臨床転帰は改善しない。それゆえ、重篤な基礎疾患を示唆する所見のない急性、亜急性の腰痛 に対するルーチンの即時的な画像検査は止めるべき」と結論し、「不要な画像検査を避ける一方で、患者の要望を満たし満足度を向上させる腰痛評価法や患者教育の戦略を確立する必要がある」と主張している。
(菅野守:医学ライター)
姫路市 あったか堂鍼灸院 http://attakadou.com/ 院長 白井 正和
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『1日1.5リットルの水が必要』 はウソ?医学的根拠なし 米研究報告
- 2008-04-05 (土)
- 現代医療
患者さんの中にも一生懸命水を飲んでいる方がおられます。水分は必要な細胞に必要なだけ供給されればいいのですが、ほとんどが過剰供給となっています。過剰な水分は体の中で悪さをします。それが下記の記事にある 『腎臓機能の低下』 なんです。
運動量も代謝量も落ちている中高年の方に1日1.5リットルは多すぎます。こんな方に限って疲れやすい、オシッコが近い、腰が痛いなどの症状があるものです。腎臓が弱っているのでそれらの症状が出てもおかしくないのです。
2008年04月04日 23:16 発信地:ワシントンD.C./米国 【4月4日 AFP】 健康のためには1日コップ8杯の水を飲むことが必要とする説には根拠がなく、体にはのどの渇きを潤す程度の水で十分--。このような研究結果が3日の米医学誌Journal of the American Society of Nephrologyに発表された。
米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)の医師らによる研究チームは 「のどが渇いたときに水を飲めばよい」 とアドバイス。1日1.5リットルの水を飲むことを勧めることには根拠がないと指摘する。
研究チームは、多くの水を飲むほど腎臓が毒素を体外に出す作用が高まるとの仮説を検証。その結果、この仮説が正しくないとの結論を得た。それどころか、大量の水を飲むことは、腎臓のフィルターとしての機能を低下させる傾向にあるというのだ。
水はまた、体重を減らしたい人にとっても理想的だとして勧められている。確かに大量の水を飲むことで満腹感は得られるかも知れないが、体重を減らすという医学的証明はなされていない。
食事の前に水を飲むことでカロリー摂取が抑制されるという研究もあれば、そうでないとする研究もあるという。 大量の水を摂取する必要があるのは、スポーツ選手、高温乾燥地域の住民、特定の病気の患者など、極端なケースにのみ当てはまるという。(c)AFP
姫路市 あったか堂鍼灸院 http://attakadou.com/ 院長 白井 正和
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がん 補完医療広がる ~はり・きゅうで副作用緩和~
朝日新聞に下記の記事が載っていました。西洋医学では 『がん』 そのものしか見ていないのです。『がんは小さくなったけど体が弱ってしまった』という患者さんも少なくありません。一番大事な患者さんの QOL(Quality of Life;生活の質)が二の次になっています。人が充実感や満足感を持って日常生活を送ることができなければ意味がないのです。はり・きゅうによって少しでも薬の副作用が軽減できればと思います。
日本のがん患者の2人に1人は、伝統的なはり・きゅう治療や健康食品などを取り入れる補完代替医療(CAM=Complementary and Alternative Medicine)を利用していると言われる。だが、健康食品について、科学的な根拠はまだなく、効果や安全性を腱鞘しようという動きがある。相談にのる外来窓口を開設する病院も出てきた。国立がんセンター中央病院では20年前から入院・外来患者を対象に、はり・きゅう治療をしている。
同病院の一室。もぐさの香りが漂うなか、鍼灸師の鈴木春子さんが、女性患者の腕や腹に、すっすっと、はりをなでるようにうつ。治療を受けているのは、乳がん治療のため。同病院に通院している女性だ。『以前は薬の副作用で、肩から指先までしびれや痛みがあった。でも、はり治療を受けて、痛みは半分以下になりました』。がん専門病院で、このような治療を取り入れているところはほとんどない。同病院でも開始当初は、医師らの理解を得るのが難しかった。99年に緩和医療支援チームができてからは、同チーム内に位置づけられ、主治医との連携もスムーズになったという。
鈴木さんは『医師も効果を認めてくれるようになったのか、相談を受けることが多くなりました』。副作用による吐き気や、寝たきりの人の筋肉の痛みの緩和などにも対応できるという。同チーム管理者の下山直人手術部長は『痛みに対しては、モルヒネなどと併用すると効果が高い。抗がん剤によるしびれの副作用に対しては、西洋医学は今のところほとんど無力。患者さんの苦痛を和らげるのに、薬と併用するはちの役割は大きい』と話す。
はりの有効性については海外でも様々な検証がされている。米国のがん専門病院や医師らが加わる『国際統合がん学会』(SIO)は昨年、『がんの統合医療に関するガイドライン』=表=を発表した。統合医療とは、補完代替医療と現代西洋医療を組み合わせること、ガイドラインで、はりは痛みのコントロール、放射線治療による口の渇き、吐き気に対する補完医療として推奨されている。下山さんらも国内でのデータを集めるため、早ければ5月から、はりの効果について臨床研究を開始する予定だ。 【3月30日 朝日新聞】
姫路市 あったか堂鍼灸院 http://attakadou.com/ 院長 白井正和
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「怒りをコントロールできない人はけがの回復が遅い」
- 2008-02-21 (木)
- 現代医療
『笑いは最良の薬』・・・このような通説を裏付ける研究結果が20日、英医学誌「Brain, Behaviour, Immunity(脳、行動、免疫)」に発表された。これまでにも、短気な振る舞いと冠状動脈性心臓病、高血圧、発作と関連づける研究はあったが、怒りによる回復過程への影響を直接測定したのは今回が初めて。研究を行ったのは米オハイオ大学(Ohio University)の心理学者Jean-Philippe Gouin氏率いる研究チーム。98人の被験者の上腕に軽いやけどを負わせ、その後8日間にわたり、皮膚の回復状況を観察した。被験者はあらかじめ、怒りやすさの程度を判定するための心理テストを受けた。被験者からは、特定の薬剤の摂取者、喫煙者、過剰なカフェイン摂取者のほか、極度に太っているまたはやせている人は除かれた。
結果は驚くほど明白だった。やけどの回復に4日以上かかる人の数は、怒りを抑制できない人ができる人の4倍に上ったという。さらに、怒りにも差異があり、定期的に敵意を表わす「発散型」に分類される人や、怒りを隠す「抑圧型」に属する人は、すべての指標で怒りのレベルが低かった人と同じ速さで回復した。一方、怒りを抑えようとしてもできない人だけが回復に時間がかかることが分かったという。
Gouin氏は「怒りを表わすことを抑制できる能力とけがの回復には医学的関連性がある」と結論付け、怒りをコントロールする心理療法により、手術やけがからの回復を速めることができるかもしれないとしている。(c)AFP
【2月21日 AFP】
姫路市 あったか堂鍼灸院 http://attakadou.com/ 院長 白井 正和
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